【108日目】東通村(青森)→三沢市(青森)
昨日は東通村の海岸線にある民宿で宿泊。
窓から見える夕日がキレイでした。
恐らく旅の前半で最後に見る「海に沈む夕日」です。
夜22時頃、雷を伴う豪雨が降り始めました。
このまま降りきってくれーとお願いしながら就寝。
朝起きて外を確認しに行くと霧雨に変わっていました。
ふと外に停めてあった自転車に目をやると
夜遅くに自転車を気遣いシートを被せていただていたようです。
こういう親切は泣きそうになる。。。
ありがとうございます。
親切にしていただいた旅館を出発です。
本日は青森三大岬の「尻屋崎」へ。
霧雨が降る中、最果てへと進みます。
10kmほど進むと見えてきた尻屋崎の灯台。
曇天、強風、霧雨、
最果て感がハンパないです。
ここが尻屋崎!
この尻屋崎には寒立馬(かんだちめ)という種類の馬が放牧されており、
この寒立馬は青森の天然記念物にも指定されています。
冬は寒風吹きすさぶ厳しいこの土地で生きるため、たくましい体つきです。
一般的な馬と比べると、胴が長く、足は短め。
近くで見ると結構大きい。
あぁ…それ僕のやつなんでやめてください。
尻屋崎も到達完了!
あとは下北半島を一直線に下るだけ!
覚悟はしていました。
地図で見る限り何もないことはわかってはいましたが、
本当に何もない!!!!
進めども、進めども、進めども、進めども…
見たような景色が連なり、さすがに飽きを感じ出します。
40km走って、やっと一つ目の信号。
60km走って、やっとコンビニを発見。
雨が止んでくれたのは助かりました。
こんな道のりの中、雨に打たれるなんて想像したくもありません。
しばらくすると、六ヶ所村に入ります。
六ヶ所村で思いつくワードと言えば「再処理工場」。
相変わらず何もない道なのに、原発関連の看板や建物だけポツポツと建っています。
少し異様な雰囲気な地域。
せっかくなので足を止め、
六ヶ所村再処理工場についてパソコンで調べてみました。
再処理工場とは使用済み核燃料から燃料となるウランとプロトニウムを取り出す施設。
100%安全ならば画期的な施設なんですが、
1993年の着工から様々なトラブルが相次ぎ、未だ本格稼働には至っていないそうです。
安全性は意見が分かれるので一旦置いといて、
お金の面がえらいことになってます。
本格稼働ではなく試運転のような状態なのに、運転・保守費用にかかったお金は6兆800億円。
新国立競技場がいくつも造れます。
それがこの六ヶ所村再処理工場。
門の正面から写真を撮ろうとしたら、警備員さんがダッシュでこちらに向かってきたので止めました。
六ヶ所村を抜けて三沢市に。
やっと集落も出てきて安心です。
時刻は17時半。
目標は30km先の八戸を目指していましたが、走行距離は100kmを超えていました。
今日は三沢市の道の駅で野宿します。
夜間に閉鎖する道の駅なんてあんのかい。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
《↑クリックいただけると幸いです↑》