【107日目】大間町(青森)→東通村(青森)
キャンプ場のみなさんは朝が早い。
周りの物音で朝6時起きです。
んーいい天気!本州再スタートは幸先いいです!
予報では崩れるみたいでしたが、天候がいいみたいなので取りこぼしている「仏ヶ浦」へ向かうことにしました。
実は前に下北半島に入った際、恐山にどうしても行きたくて山に入ってしまい、なぞっていない海岸線があるんです。
赤のラインが以前のルート。
なぞり忘れた海岸線に「仏ヶ浦」があるので、
今日は緑のラインで佐井村に行き、観光船で仏ヶ浦を観て、
黄色のラインで南下することに。
まずは佐井村を目指します。
天気はいいですが、強い向かい風。。。
ということは折り返しでは追い風になるということを意味します!
楽が待っているなら苦は耐えられます。
15kmほどで佐井村の観光船乗り場に到着。
9時の始発に乗り込みます。
出発!
海から見た下北半島の海岸はかなりはげしい断崖です。
いやーそりゃそうやろなー。走っててもしんどい道多いですもん。
20分ほど船を走らせると見えてきた「仏ヶ浦」!
うぉー!なんじゃこのカタチ!!
凝灰岩が途方もない時間をかけて浸食されてこのような奇抜な形になったそうです。
これはスゴい迫力!
また、この白い凝灰岩が底に広がる海はかなり透き通っていて、
この海の透明感も手伝って、仏ヶ浦は神秘的な雰囲気を醸し出しています。
観光船を乗り付けて、仏ヶ浦付近を散策。
近くで見るとさらに圧倒されます。。。
一体どれだけの時間をかけてこんな形に浸食したんだろう。。。
ガイドさんの説明を受けてもあまりピンときません。
「創ったのは、神の手か、鬼の手か」
仏ヶ浦を見た旅人がそう詠んだそうです。
その神秘的な姿から古くから地元の方の信仰の場所とされ、奇岩にはさまざまな名前が付けられています。
こちらは菩薩様の横顔に見える岩。
これは鷲が羽を休めているように見える鷲岩。
自然の仕業とは到底考えられない奇岩ばかりでした。
いやー、取りこぼしたままじゃなくて良かった!
約1時間半の観光を終えて、佐井村に戻ります。
さぁここから太平洋を目がけて走ります!
出発時、予測していた通り強い追い風に変わりました。
久々にこんなに強い追い風です。
一番重いギアでもさらに軽さを感じるくらいでした。
電動アシスト付けてるんじゃないかってくらい。
快調に海岸線を飛ばします。
だんだんと強くなる日差し。
そうなってくると海はさらに青くなり、海岸線は絶景に変わります。
下北半島の海は澄んでいます。
今日は何の苦もなく、どんどん進みます!
あっと言う間に目的地の東通村のキャンプ場へ。
まだテントを張るには早いのでのんびりしていると、
スタッフさんが僕の方に来て
「テント張るつもりですか?」
「はい、そうですけど…」
「おとといここにヒグマが出たんで気をつけてくださいね」
近くの民宿に即連絡。
早くヒグマが出ない地域に行きたい。。。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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