【102日目】ニセコ町(北海道)→倶知安町(北海道)
昨日はニセコ駅前で野宿。
起きて外を見ると、またまた晴れ!
バケツツールで塗りつぶしたみたいな青色です。
北海道の旅中で出会ったバイク旅、自転車旅の方々は次々と本州入りしています。
まず、自転車旅の方々は内陸のニセコにはほとんど入ってきません。
室蘭を出るとそのまま函館に一直線の方が多いです。
なぜ、僕がニセコにいるかというと、小樽のゲストハウスで出会ったソメミヤご夫妻に会いにいくため。
「ニセコにおいでよ」とせっかく声を掛けていただいていたので、ここまで来たのでニセコにも寄ることにしたんです。
ソメミヤさんはニセコのもう少し奥にある倶知安町(くっちゃんちょう)にお住まいです。
ニセコを出て倶知安町へ向かいます。
10kmほどで倶知安町到着。
ソメミヤさんと小樽以来約1ヶ月半ぶりの再会です。
ソメミヤさんお宅から見える景色。
羊蹄山がばちこーん見えてます。
今日はお仕事がお休みということで、
いっしょにアンヌプリという山へ登山することに!
わざわざ、ありがとうございます!
車で出発!
登山口までの間、倶知安町を車で散策。
実はご夫婦は、東京出身なんです。
今年北海道へと引っ越しされたんですが、それは倶知安町で宿泊施設を経営するため!
旦那さんはとんでもないスノボー好きで、
今まで日本をはじめ、世界各国のスキー場に足を運び、あらゆるところを滑りまくってきたようなんです。
年間200日滑っていたこともあるそうで。。。
それ、歩いてる時間の方が短いんちゃいます?
そんな、ソメミヤさんが世界で一番の雪質と感じているのが、このニセコの雪質。
実際、シーズンになるとニセコの雪を求めて世界中から人がやってくるそうです。
ですので、倶知安町のスキー場付近の街の様子は田舎町から一変します。
欧米風の建物が立ち並び、外国人の方もたくさん見受けられ、
このエリアだけ空気が違います。まるで異国のよう。
これは外資の企業がたくさん入ってきているからだとか。
でも、それによる弊害もあり、どんどん “外国人向け” の宿泊施設が建つことにより、日本人が気軽に宿泊できる施設がなくなってきているんだそうです。
そこで、ソメミヤさんが日本人が気軽に泊まれる宿泊施設を経営したいと考えたんだそうです。
宿泊施設は今年12月オープン予定。
まだ草も生い茂っているこの土地に冬オープンします。
羊蹄山が望めるいい場所!
オープンしたらぜひ泊まりたい!
宿の始まりをゼロの地点を知ることができるなんて貴重な体験です。
倶知安町のことをいろいろ知れたところで、
今日のメインイベント、アンヌプリ登山です!
実は登山が初体験の僕。
でもこれから富士登山や屋久島の登山などいくつか登山が待っているので、このあたりで予行練習できるのはラッキー!
入山帳に記帳して、スタート!
アンヌプリは冬はニセコのメインのスキー場として使われている山です。
ソメミヤさんもリフトで登ったことはあっても、自らの足で登るのは初みたいです。
高さは1308m。
登山をしたことのない僕にとってそれが高いのか低いのかわかりません。
数十分登るだけでみるみる標高が高くなっている気がします。
でも自転車での峠越えよりも楽。
自転車の重さ合わせるといつも50kg近くの荷物引きずってますからね。。。
今の自分は、間違いなく人生で一番体力があります。
少し休憩。
頂上はまだまだ!
ようやく見えてきた頂上。
このあたりから、眼下には自転車旅では見れない景色が広がり始めます。
頂上まで500mを切りました!
このアンヌプリは、頂上に到達するまで羊蹄山が見えません。
憎い演出です。
そして…
アンヌプリ頂上へ!!
1308mから見下ろす景色は圧巻!
ようやく姿を現した羊蹄山!
「蝦夷富士」と称されるほど美しいその姿。
神々しさすら感じます。
今日は大晴天。
山頂からは積丹半島まで見えました。
2ヶ月前あそこ通ったんやなー。
この高さまで来ると、今まで通ってきた道をまるで地図を読むかのように一目で追うことができます。
そして山頂で乾杯!
この先これ以上にウマいビールに出会えんのか!ってくらいウマかった!!
ソメミヤさん、羊蹄山、そしてお天道様、ありがとうございます。
こんな絶景に出会えて本当に運がいい!
帰り道は一気に下りました!
なぜなら、温泉があるから!
さっきまで頂上にいたアンヌプリを眺めながらの露天風呂。
贅沢な時間です。
今日は百点満点楽しめました。
そろそろ帰ろうと、車を走らせると坂道で車が停車。
すると旦那さんがおもむろに車の後ろからスケボーを取り出し、
いきなり滑りはじめました。
本当に滑るのが好きなんすね!
最後の最後まで遊び尽くす。
真剣に遊ぶ姿、なんかかっこよかったです。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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