【199日目】九度山町(和歌山)→奈良市(奈良)《世界遺産:法隆寺、古都奈良の文化財》
昨日は道の駅にて野宿。
早朝に道の駅に集まったおじさま達に声を掛けていただき、会合に巻き込まれました。
てか、まだ5時ですよ!みなさん早起きすぎます。。。
おじさま達にエールをいただき、日本半周最後の土地、奈良へと出発です。
和歌山と奈良の県境には峠が2つほどありましたが、
昨日のことを思えば、なんのその。
悠々と奈良入り。
奈良には世界遺産が2つ登録されています。
1つ目は「法隆寺地域の仏教建造物」。
難しく書いていますが、法隆寺のことです。
2つ目は「古都奈良の文化財」。
これは京都の世界遺産と同じで数カ所に遺産が点在している遺産群です。
今日は行けるところまで世界遺産を巡ります!
まずは、「法隆寺」へ。
法隆寺は日本で最初に登録された世界遺産です。
こちらは、西院伽藍に入るための中門。
ただの門として通り過ぎれないほどの存在感です。
門の両脇には金剛力士像。
向かって右側が阿形(あぎょう)像。
左側が吽形(うんぎょう)像。
この二つの像が由来となって「阿吽(あうん)の呼吸」という言葉はできたそうです。
中門をくぐり、西院伽藍へ。
西院伽藍の中の建造物は、現存する世界最古の木造建造物です。
ですので、世界的に見ても非常に貴重なもの。
そう言われてみると、っていう先入観は拭えませんが、
確かに、梁や柱には長い歴史を感じます。
遥か遠い昔の歴史を感じながら、
静かな境内でしっとりとした時間を、
…過ごせない!
境内は遠足と修学旅行生で溢れかえっています。
奇声をあげながら走り回る子供たち。
怒鳴る引率の先生。
それに負けじと声を張り上げるツアーガイドの人。
もう、ひっちゃかめっちゃか。
逆にこれはこれで面白かったですが。
あまりゆっくりできる雰囲気でもないので、次の世界遺産へ。
お次は「薬師寺」。
これもスゴい迫力。
この金堂の両脇には西塔と東党が建てられています。
ただ、東塔は現在改修工事中。
こちらは西塔。
現在、この西塔の内部で「釈迦四相像特別拝観」という特別展を行っているんですが、みなさん是非一度見てください!
お釈迦様の生涯を現代の彫刻家の方が彫刻で表現したものが展示してあります。
これ、一見の価値ありです。
すごくわかりやすくお釈迦様のことを知ることができます。
薬師寺は人の数も落ち着いていて、ゆっくり過ごすことができました。
では、次の世界遺産へ。
お次は「唐招提寺」。
唐招提寺は鑑真さんが建立したお寺です。
宗教に詳しくなくても鑑真、最澄、空海の三人の名前くらいは中学で習ったので覚えています。
ここも落ち着いた雰囲気だったのでゆっくりしていると、
空がだんだん染まってきました。
急いで次の世界遺産へ!
本日3つ目の世界遺産「平城宮跡」。
有名な「朱雀門」です。
ここには小学5年生の時に、担任の先生に車で連れてきてもらったことがあり、それ以来ぶりです。
その時も感じたことですが、
平城宮跡、広すぎっっ!!!!!
と、ここでタイムアップ!
ひとつひとつをじっくり見ていると、とてもじゃないけど一日では足りません。
残り4つの世界遺産はまた明日。
奈良市から大阪の自分の家までおよそ30kmほど。
どんなにゆっくり進んでも明日には着きます。
そんな半周最後の宿泊を迎えた僕に最高のプレゼントが。
なんと奈良在住の知り合いの方が半周祝いに旅館を取ってくださいました!
本当にありがとうございます!!
めっちゃいい旅館。
オマケに部屋からは五重塔を望むことができる最高の立地。
昨日、野宿していた人間とは思えない食事をいただく。。。
でも、この落差がたまらなく面白い。
今日はゆっくり温泉に浸かって疲れを癒します。
そして、いよいよ
明 日 家 に 帰 り ま す !
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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