【198日目】和歌山市(和歌山)→高野町(和歌山)→九度山町(和歌山)《世界遺産:紀伊山地の霊場と参詣道》
えーっと、
本日は高野山まで登ります。
先に結果から言っておきます。絶対にしんどいです。
もう、これは確実にそうです。
世界遺産がある高野山は標高約1000m。
走破した場合、この旅で自転車で到達する最も高い場所となります。
しんどいのがわかっててなぜ行くのか?
正直、僕にもわかりません!!
だらだら考えても時間がムダなので、まず山の麓まで向かいます。
紀の川に沿って走る。
30kmほど川沿いを走り、麓の道の駅に到着。
今から登るのはこの山!見ただけで恐ろしい!
今回、高野山まで登るのに選んだのは国道480号線。
スタート地点からは約20km。
進む道のりは地図をご覧の通り。後半が恐らく地獄です。
そして、ここがスタート地点!
日本半周、総走行距離8000km超え!
今こそ、その集大成を見せる時!!
っっっしゃっ!!!!行くぞ!!!!!
さすがの高野山。
序盤から全く手加減なしです。
走って10分も満たない内に一番軽いギアに。
傾斜がキツいのも理由なんですが、この道が狭いんです。
なのに、高野山へ向かう観光バスが大量に行き来します。
ハンドルをこまめに切らないといけないので、ギアも軽くしないと危険です。
ギアが軽いと進みが遅い。
ペダルを踏んでも踏んでも続く坂道。
踏んでも踏んでも続く坂道。
踏んでも踏んでも踏んでも続く坂道。
涼しい風は吹いてはいますが、日差しが強い。
そのせいで、10月末なのに真夏に走っているかのように体が熱い。
すでに汗でびっしょびしょです。
水分補給はこまめに。
実はこのミカンとスポーツドリンクはどちらも道中でいただいたもの。
いただいた差し入れには、本当に力を与えてもらっています。
ありがとうございます!
スタートして1時間。
道が少し平坦になりました。
標識の高野山までの距離は「あと11km」。
やっと、半分か。。。
しかし、ここからの道がえげつない。
高野山、恐るべし!
これまでのしんどさとこれからの道のりを確認して、少し滅入りそうになりましたが、
もう一回気合を入れ直して、
いざ、行かん!!!
何度も何度もこの風景をくり返します。
もう無限に感じるほど。
でも終わりを意識すると疲れるので、無心でペダルを踏み続けます。
スタート地点から2時間。
登ったなー。
途中で気づいたんですが、標高が高いため、
道の脇の草木も徐々に染まってきています。
すると、「高野山にようこそ」の看板が。
この看板が出たということは、ゴールは目の前。
しばらく登ると、大門に到達!!
金剛峯寺まで、あと1km!
そして、
ついに、高野山走破!!!!
マジで疲れたっす。。。
出発から2時間半。
登って、登って、登り続けました。
着いたはいいもののしばらくは動けず。
長めの休憩を取り、本題の高野山巡りを始めます。
高野山、高野山と言いますが、高野山という名前の山はありません。
高野山とはこの付近にある山々の総称です。
山内には117の寺院があり、その総本山なのがこの「金剛峯寺」。
今年は開創1200年の節目の年でもあるので、平日にも関わらず多くの参拝客の方がいました。
また開創1200年に伴って、期間限定で特別開帳が行われており、
僕も金堂と金剛峯寺の御本尊を拝んできました。
このご開帳は11月1日までらしく、このタイミングで貴重な体験ができたのは運がよかったです。
金剛峯寺の中にある「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」という庭。
とぐろを巻く龍を表しているそうです。
この列は御朱印をもらうためにもの。
みなさん御朱印帳を持って長い列に並んでいます。
こちらは、高野山のシンボル的存在の根本大塔。
実は2年前にも高野山に来たんですが、
その時は改修工事中だった「中門」。
改修されたばかりなので、綺麗な朱色です。
ひと通り参拝したあとは、ぶらりと散歩。
高野山はすっかり秋です。
日没も近づいて来たため、そろそろ下山することに。
標高1000mの下りは、そりゃもう、痛快でした!
時速40km近くのスピードで一気に下ります。
登りは2時間半かかりましたが、下りは1時間もかからず。
そして、下山してすぐにある野宿先の道の駅に到着。
これにて本日の走行は終了。
みなさんにひとつアドバイス。
高野山は自転車では登るものではありません。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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