【192日目】紀北町(三重)→熊野市(三重)《世界遺産:紀伊山地の霊場と参詣道》
朝起きると、キレイなうろこ雲が!
一瞬、空と海がひっくり返ったかと。
出発前に昨日お世話になった道の駅のスタッフさんにしりとりをしていただきました。
スタッフさんありがとうございました!!
今日は熊野市を目指します。
熊野といえば、世界遺産の「熊野古道」。
登録の正式名称は「紀伊山地の霊場と参詣道」です。
この世界遺産を制覇するのはなかなかに難しい!
熊野古道とは12世紀末から存在する参詣道のことなんですが、
これがとんでもないスケールなんです。
こちらが熊野古道のマップ。
「紀伊路」「大辺路」「中辺路」「小辺路」「伊勢路」の全てが世界遺産に登録されています。
さすがに範囲が広すぎる。。。
登録されているのは参詣道だけではありません。
この熊野古道を通る奈良、和歌山、三重の各所にある寺社仏閣、遺跡から景観まで60点以上登録資産があるんです…!!
これをひとつひとつ巡っていたら今年中には終わりません。
と、いうことで60点以上ある資産の中から、ポピュラーなものと通り道付近にあるもの
だけを選んで巡ることにしました。
とにかく、まず熊野方面に向かいます。
紀北町を抜け、尾鷲市に向かう途中に早速、世界遺産の標識が。
ここは馬越峠といって、熊野から伊勢を結ぶ「伊勢路」の中の一部分です。
石畳の道が続くため、自転車を置いて少しウォーキング。
延々と伸びる石畳の参詣道。
ヒノキの木に囲まれ、ひっそりと漂う空気。
歴史を感じさせる雰囲気です。
この石畳を過去何百万人いう人たちが踏みしめてきた訳です。
っていうか、ここからでも伊勢まで100キロ近くはありますからね。
昔の人の信仰に対する熱量には驚きます。
自転車を置いているため、よきところで引き返す。
引き続き、熊野方面へ。
紀北町で国道260号線から国道42号線へと切り替わっています。
この辺りから交通量がグンと少なくなります。
ほとんど車が通りません。
最近、無料の高速道路ができて以来、車はそちらに流れているようです。
交通量が少ないのは良かったんですが、
この道が昨日とは打って変って、ひたすらに登り坂。
一切に下りません。
どんどん高いところに向かわせれます。
でも、細かくアップダウンするより、
ひたすら登って一気に下る方がいいんです。
思惑通り大きな下り坂はなく、
登りきったあとは熊野まで一直線で到着!!
今日初めての海!
この熊野の海岸にも「鬼ケ城」という世界遺産があります。
長い年月をかけてできた断崖の景勝地です。
激しく削られた岸壁のその迫力に圧倒されました。
で、でかい。。。
こういう景勝地に必ずあるのが、偶然にも何かに見える形になった岩。
ここでも「獅子の顔」に見えるとされている岩がありました。
熊野から先はしばらく平坦な道が続きます。
紀伊半島、まだ半分も終わっていない。。。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
《↑クリックいただけると幸いです↑》