【193日目】熊野市(三重)→那智勝浦町(和歌山)《世界遺産:紀伊山地の霊場と参詣道》
昨日予報で見た本日の天気は雨。
ここから先、世界遺産が散らばっているエリアなので心配していましたが…
起きたら晴れ!
珍しく天気予報が外れる。
晴れだと海も映えます。
昨日は雨のつもりで短めに目的地を設定していましたが、快晴なので和歌山県の那智まで行くことに決定。
息を飲むような絶景の海岸線を颯爽と走ります。
しっかし、キレイな海。
それもそのはず、この「七里ヶ浜」という海岸も立派な世界遺産の一部なんです。
「紀伊山地の霊場と参詣道」には景勝地も含まれているため、
しっかりと頭に入れておかないと世界遺産を通り過ぎてしまいます。
七里ヶ浜を少し行くと、
次の世界遺産「花の窟神社」を発見。
この神社の神体はこの大きな岩。
日本では山や川、滝から岩まで自然の様々なものに神が宿っていると考えられていて、
神社ごとに神体とされるものが違うので面白いです。
熊野を出てしばらくすると新宮市入りしました。
ここからはついに和歌山県です。
和歌山を出ると、もう残るは奈良県のみ。
でもまだ気が早い。紀伊半島の半分にも来ていません。
新宮に入ってからはいよいよ「熊野三山」巡りをスタート。
「熊野三山」とは和歌山にある「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の三つの神社のこと。全て世界遺産です。
熊野三山は日本全国に約三千社ある熊野神社の総本社。
熊野古道は全てこの三つの神社につながっており、熊野三山を参詣するための道なんです。
まずは、新宮駅近くにある「熊野速玉大社」から。
運が良いことに、この日行われていたのが神社で最も重要な祭祀である「例大祭」。
ニュース番組でしょうか?カメラが何台も入って様子を撮影。
少し緊張感のある雰囲気に、落ち着かずお参りだけしてすぐに出てきました。
次は「熊野本宮大社」へと向かいます。
熊野本宮大社はここから山に向かって20km近く入ります。
刺すような日差しの中、心して出発。
熊野川に沿ってとにかく登ります。
この熊野川なんですが、僕が人生で見た川の中で最もキレイな川でした。
上流に行けば行くほど真っ青になっていきます。
海みたいな色やなー。
今はこんなにキレイで穏やかな姿の熊野川ですが、
4年前の台風が直撃した際には川が氾濫し、大きな被害を与えました。
その時の熊野川の様子がこちら。(ネットから拝借)
自然の力は本当に恐ろしい。
この4年前の豪雨の爪痕は大きく、未だに治水工事が行われています。
そんな熊野川に眺めながら走っているうちに、熊野本宮大社に到着。
さすが総本社です。
拝殿の造りも立派!
全国からここを目掛けて多くの人が熊野古道を歩いてきていたんだと思うと感慨深いです。
ここでもしっかりお参り。
熊野本宮大社のことを調べていると、
今は山の上にある社地ですが、実は昔は別の場所にあったようで、
現在、旧社地には日本一高い鳥居が建てられています。
この鳥居が熊野古道のゴールであり、スタートでもあります。
本宮さんをお参りし終わったので、来た道を一気に下ります。
新宮駅に再度戻り、次は最後の「熊野那智大社」へと向かうため那智町方面に走ります。
那智駅に到着し、熊野那智大社に向かおうとしましたが、
日没が近い。。。
熊野那智大社もかなり山の上。
焦ってもいいことがないので、明日朝に向かうことにします!
明日も雨の予報ですが!外れるでしょう!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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