【236・237日目】八幡浜市(愛媛)→伊方町(愛媛)
前日は八幡浜市の道の駅で野宿。
朝も早くにワラワラとひとの気配が。慌ててテントを片付ける。
朝5時からラジオ体操が始まりました。
地元の方々の一日のルーティンのようです。
地元の方々とお話ししながら、空を見て今日出発しようか考える。。。
予報はお昼前から雨。
しかも明日も雨。
さすがに2日連続の雨はこたえるので、本日はここに滞在することに決定。
出発を見送って間もなく、予報通りの雨が降り出しました。
こうなれば、割り切って仕事!仕事!
仕事の合間には、
近くにあった市場を覗いたり、
名物の八幡浜ちゃんぽんを食べたり、
仕事があるので、たとえ足止めをくらっても割と時間は早く過ぎていきます。
そして、道の駅に連泊。
翌日の朝。
マジか!?
晴れ間から太陽の光がこぼれています。
これは急いで出発するしかない!
バタバタと準備をして道の駅を出ました。
今日の行き先は四国最西端の佐田岬です。
日本一細長い半島の先端にあるこの佐田岬まで行くには、
片道約40kmの一本道を進まなければなりません。
とにかく降り始めるまでに少しでも距離を稼ごう。
調べると、佐田岬までつながる国道197号線は少し狭くアップダウンのある道。
朝一なので交通量が少ないかと思っていたんですが、思っていた以上に交通量が多い。
進むと、その訳がわかりました。
ここには伊方原発があるんです。
ほとんどの車がここに吸い込まれていきました。
伊方原発を過ぎたところにあった道の駅で休憩していると、
…アレ?
オイオイオイオイ…
やめてー!!
50m先も見えないほどの濃霧に包まれます。
霧の中を走るのなんて北海道以来じゃないでしょうか。
昼間からライトというライトを点滅させての走行。
あと、サブい!!!!
半島の半分を来たあたりからようやく先端が見えてきました。
まだ遠いなー。
霧雨みたいものは降ってはいるものの、
天気予報に反して本降りは食らわぬまま進めています。
大分までのフェリーが行き来する三崎港を過ぎ、あと15kmのところまで来ました。
このまま雨雲に捕まらないまま岬まで行けるか、
と思っていた矢先。
ポツポツ。。。
うわ、雨やん。と感じた10秒後。
バッサー!!!!!!!!
バケツをひっくり返したような大雨が直撃。
レインウェアに着替える間もなくズブ濡れ。。。
やはり天気予報の精度はダテじゃない。
これだけ濡れたら着替えても仕方ないです。
濡れたまま岬まで向かうことに。。。
シャツもパンツも靴も顔もビッシャビシャの中、
なんとか岬に到着。
ただ、ここはまだ “最西端” ではありません。
最西端の灯台まではここからさらに歩いて20分ほど先にあります。
さすがにこのまま雨の中歩く気力はなく、
雨足が弱まるまで雨宿りして待つことに。
やっぱり完全防水のバッグにしていてよかった。
前のバッグなら完全に中の物までやられていました。
いやー、それにしてもスゴい雨。
これから梅雨に入っていくのに大丈夫なんかな。。。
ちなみに去年の梅雨時は北海道にいたので、さほど梅雨に苦しめられませんでした。
待つこと1時間。
少し雨も弱まってきたので灯台へ向かいます。
歩いて20分なんて簡単に書かれていましたが、なかなかにハードな道。
だって、この向こうに灯台があるんすよ。
雨にさらされながら黙々と歩き…
やっと姿を現した灯台。
ついに、
四国最西端に到達!!!!!!
ふぅー。
この岬の走破に関しては結構疲れた。。。
苦労して来てみたものの、この天候じゃ景色も何もあったもんじゃない。
ここから対岸の大分の岬が見えたはずなんです。。。
まぁ、四国に関してはこれまで天候に恵まれまくっていましたから。
全部が全部と思うほど傲慢な気持ちはないです。
さて、
佐田岬も到達したので、戻ろうかな。。。
あーダルいー!!!!!!!
自転車旅においての最大級の苦痛、「来た道を戻る」をまた40kmほど行わないといけません。
でも、ウダウダ言っても行くしかない。
雨も上がってきたので、重い腰をあげて戻ります。
半島の根元まで戻る途中、空が明るくなっていることに気づく。
振り返ると…
晴れんのかいっ!!!
野宿先の道の駅に戻った頃には、
どないやねん。。。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
《↑クリックいただけると幸いです↑》