【232日目】黒潮町(高知)→土佐清水市(高知)
昨日の教訓を生かし、本日は日の出と共に起床。
朝6時半には出発です。
今日の目的地は四国最南端の足摺岬(あしずりみさき)まで。
高知は東西に横長に伸びています。
室戸岬からここまで長かったなぁ。
少し走ると四万十市に入りました。
四万十市は大きな街。山合いをずっと走っていたので大きな街は久々の感覚です。
ここから足摺岬に向かう前に、四万十川の沈下橋を見るために寄り道。
四万十川の河川敷を走ります。
河川敷を走ると地元の大阪の淀川を思い出す。
こういうのは旅に出てから気づいたんですが、僕にとって淀川の風景こそが故郷の大事な原風景なようです。
6kmほど四万十川をさかのぼると「佐田沈下橋」に到着。
前にも説明しましたが、
沈下橋とは、川の増水時した時に沈むことを前提して架けられた橋のことです。
低くて、欄干がないことが特徴です。
下からのアングルの方がわかりやすいですかね。
これが沈下橋。
四万十川を紹介する際には、必ず沈下橋が入った風景が流れます。
沈下橋の上から見る四万十川はゆったりと優雅な姿。
おととい見たあの源流点がこの雄大な川になっていると思うと感慨深いです。
さすがは四万十川、透明度がいかつい。
そして、ここで出会えたのは沈下橋だけではありませんでした。
なんと自転車日本一周中の旅人とバッタリ!
しかも同じ色のオルトリーブのバッグ。
西日本編では、はじめての自転車日本一周中の旅人。
しかも、彼はお遍路までやってるらしいですよ!
四国の回り方が正反対のため、お互いの情報を交換。
やっぱり同じ境遇の旅人とは話題が尽きずにとめどなく出てきます。
記念に一枚。
カサイくんご安全に。また世界のどこかで!
沈下橋も見れたので、足摺岬に向かいましょう。
出発が早かったのでまだ午前9時半をまわったところ。
早起きは三文どころじゃない得があります。
と、そんなことを考えていると気になるお店が目の前に。
メニューを見ると「天然あゆの塩焼き」の文字が。
ここを出ると四万十川ともお別れです。
時刻は、まだ10時。
もちろん朝ごはんは食べましたよ。
でも、そんなの関係ねぇ!
だって、四万十川産の天然あゆを食べられるのは今しかない。
入店!
四万十川を眺められる抜群のロケーション。
そして、あゆの塩焼きをオーダー!
と!!
川海老の唐揚げと青のりそばも。。。
メニューを見てるとあれもこれも食べたくなる性分。
天然あゆをパクリ…
うんんんんまぁーーーーーー!!!!!!!
あっという間に完食。
やっぱ食べてよかったー。
僕はこの旅において食べたいと思ったものは、ほとんど我慢せず食べています。
食も一期一会。
「また来よう」で来れる保証がない。
僕は食べ物の好き嫌いが全くないので、この旅で大変助かっています。
全ての食べ物に対して興味の赴くまま注文できます。
あと、出されたものを全部食べられるのもでかい。
ご好意で出されたものを残すことは、かなり心痛むことだと思います。
四万十産の料理でお腹を満たし、やっと足摺岬に向けて進みます。
どこの「岬」に向かうにも、岬と名の付くところに行く時は、
大抵、激しい道のりが待ち受ける。
あんなに寄り道したのにまだ午前中です。
地面が温まってくる前にできるだけ進んでおこう。
順調に進み、
残り20kmを切りました!この時点で時刻はまだ正午を少し過ぎたあたり。
今日は早いなー。
と、ここに来て
地図にある県道27号線がどうにも見つからない。
同じところをぐるぐるぐるぐる…
あった!!
かなり時間をロスしたなぁ。。。
てか、こんな道を県道と呼ばんといてよ、わからんから。。。
車もすれ違えない道幅。
こんな道をひたすら進みます。
極細の県道を抜け、
岬まであと少し!ラストスパート!!
ゴール!!
四国最南端、足摺岬に到達です!
最後の方はさすがに日差しが強かった。。。
実は、この足摺岬の先端にもお遍路のお寺があります。
こちらが第38番札所の「金剛福寺」。
ここまで歩いているお遍路さんに何人もすれ違いました。
よりにもよってこんな端にまで。。。
みなさんお疲れ様です。。。
僕は絶景で有名な足摺岬の展望台へ向かいます。
太平洋を180度以上眺めることのできる大パノラマ。
これだけ水平線が長いと、地球が丸いこともはっきりわかります。
本日はここまで。
今日は「あしずりユースホステル」で宿泊です。
いつぶりのユースやろ?かなり久しぶりな感じです。
宿にチェックインすると、
まずはこうなります。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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