【245日目】今治市(愛媛)→今治市・大三島町(愛媛)
四国を離れる日の朝。
ヒガキさんはいつものようにたくさんの朝ごはんを作ってくださいました。
もうこれ以上何も食べられないくらいお腹をいっぱいにして、ヒガキさんのお宅を出発。
きっとまた来ます!
もちろん自転車じゃない交通手段で。
ヒガキさん本当にありがとうございました!!
今日は四国を離れて本州復帰を目指します。
本州からの四国入りは「しまなみ海道」を利用しました。戻るには、またしまなみ海道で戻ればいい話。
しかし、同じ道を走りたくないのが自転車旅人の性。
実は、四国から本州へ自転車を使って戻るルートはもう一つあるんです。
その名は「とびしま海道」。
安芸灘諸島を渡り、愛媛・今治〜広島・呉市を結ぶ道です。
ただ、これを使って呉市まで入ってしまうと、本州中断地点である尾道市から呉市の街をすっ飛ばすことになるので、
今回は途中までとびしま海道を楽しみ、しまなみ海道に戻るルートにしました。
何よりも僕は名字が岡村なので、「岡村島」が気になってしょうがない。
と、いうことで、今治港からフェリーでとびしま海道のスタート地点の岡村島に向かいます。
午前8時25分、出航。
さよなら四国。ありがとう四国。
船に揺られること一時間。
岡村島に到着。
ここから、とびしま海道のはじまりです。
うん、今日はサイクリング日和!!
岡村島ってどんな島なんやろ?
ワクワクしながら走ったのもつかの間。
え?橋?
えー!
5kmも走らない内に次の島へ。。。
岡村島は想像以上に小さな島だったようです。
しかも、橋の上で広島入り。
と言われても島なんで実感はわきません。
岡村島の次は「大崎下島」。
この島にある御手洗という地区は、
江戸時代、瀬戸内海の航路において、たくさんの船が暴風雨や上げ潮下げ潮を待つ「風待ち」「潮待ち」の港町として賑わいました。
今も当時の建物や街並みが良好な状態で保存されています。
まるでタイムスリップしたかのようです。
この御手洗にある「御手洗天満宮」という神社には、この地出身の中村春吉さんという方の碑があります。
この中村春吉さんという方は、日本初の自転車世界一周を達成された方らしいです。
今から100年以上も前です。
ただ、この碑に記されている「中国、東南アジア、インド、中近東、ヨーロッパ、アメリカを “一年半” で巡る」とあるんですが、
真実ならば、時速50kmは出てるでしょう恐らく。
大崎下島を後にし、もう折り返し地点の「豊島」です。
同じ名前の島が香川にありますが、こちらは “とよしま” と読みます。
橋の上から見る景色は圧巻。
とびしま海道をしばらく走って思ったことは、
このサイクリングロードかなりの穴場です。
景色や爽快感はしまなみ海道と全く遜色ないのに、圧倒的に走っているひとが少ない。
かなり前から追い越すモノも追い抜くモノもありません。
島独特のゆったりとした時間の流れを十二分に堪能できます。
大音量で鼻歌かましても何の問題もありませんでした。
あと、面白かったのが、
大崎下島に入ったあたりから急に広島弁が耳に入り出したこと。
島と島は目と鼻の先の距離なのに、方言には変化が出ていました。
言葉って面白いです。
折り返し地点の豊島で昼食。
このお好み焼きはもちろん “広島風” でした。
お腹を満たしたあとは、来た道と別の道で岡村島まで戻ります。
起伏が全くないのであっという間に戻って来れます。
さっき一瞬で岡村島を過ぎ去ってしまったので記念にパシャリ。
岡村 in 岡村島。
そして、予定通り大三島行きのフェリーに乗船。
大三島からは10kmほど走り、
今日の野宿先の道の駅に到着。
今日はただただ楽しくて楽々な道のりでした。
サイクルメーターを見ると、意外にも60km超え。
こんな簡単な道のりは、山ばかりの日本ではそんなにあるもんじゃないです。
明日、尾道に戻って本州を再開するんですが…
天気予報を見ておこうっと。。。
おーい!おいおい!おーい!おい!!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
《↑クリックいただけると幸いです↑》