【163日目】松崎町(静岡)→伊豆の国市(静岡)
朝、民宿のご飯を食べながら今日のルートを確認。
民宿のご飯は美味しくておかずの数が多い。大好きです。
ご飯を食べながら今日のルートを2人で確認。
テレビの天気予報は午後から崩れると言っています。
後輩は今日大阪に戻らないといけないので、早めに出て雨が降る前にフェリー乗り場に行くことにしました。
雨雲鬼ごっこスタート!
今日もアップダウンを覚悟していましたが、
ひとつ目の集落にたどり着いた後はいくつものトンネルをくぐりました。
いつもイヤがっているトンネルも、今回は強烈な峠をいくつも回避できたので助かりました。
そして、無事雨雲に追いつかれることなく土肥のフェリー乗り場に到着。
後輩はここから静岡市まで戻り、そこから電車で大阪まで戻るそうです。
遠路はるばるホンマありがとう。
「また和歌山で合流していいすか?」と後輩。
別にええけど、紀伊半島はここ以上にしんどいよ。。。
どうやら半島特有の激しい道のりとキレイな景色にハマってしまったらしいです。
じゃあ、また和歌山で!
と、後輩を見送った矢先、
まるで後輩が行くのを待ってくれていたかのように、みるみる天気が怪しくなってきました。
僕も今日中には伊豆半島を脱出したいんです。
ですが、ここから伊豆半島最後にして最大の峠越えが待っていました。
雨が降る前にせめて頂上には行きたい!
急ぎます。
もう9月も中旬。
太陽が隠れてしまうと肌寒さを感じる気候になってきました。
夏は何も考えず、Tシャツ一枚着ていればよかったんですが、
これからはこまめな体温調節が必要です。
自分の粗い呼吸の音しか聞こえない中、せっせと登る。
これが本来の旅の姿です。
地図を見れば、恐らく頂上は目前。
が、
ここで無念にも雨雲に捕まりました。
途中にあったお店の軒下で雨宿りをさせていただきながら、
「もう今日は下った先にある道の駅で野宿やなー」
と道の駅の情報をスマホで検索していると、
「韮山(にらやま)反射炉」の文字が。
「あ!そうか!!」
完全に忘れていました。
今夏に新しく登録された世界遺産群「明治日本の産業革命遺産」の中には静岡の遺産もあるんです。
調べるとまだ通り過ぎていません。
雨が降っていなければ絶対に通り過ぎていました。
雨に感謝です。
感謝ですよ。ホント。
通り過ぎて帰ってくること考えたら。
気づかしてくれたんかもしれないすね。
たまには雨に助けられることもあるですよ。
イヤなことも捉え方で変わるなー。
今度からは雨にも意味があるんじゃないかなって思うようにしよう。
はい。。。
。。。
いや、
雨早よ止めやっっっっ!!!!!!!
ずーっと降ってます。
待つのが苦手な僕はしびれを切らして、出発。
ほどなくして頂上に到達。
雨の中だったのでそんなに達成感に浸ることなくすぐに下る。
わかってはいましたが、
雨中の下り坂は危険で地獄です。
寒い、痛い、滑る、視界が悪い。
そして、たまに入れてくる大型トラックの泥水アタック。
そんなこんなで峠を越えて、あっけなく伊豆半島を一周を終了。
道の駅に到着。
天気予報は明日から2日間雨マーク。。。
何かおもろいことが起きますように!!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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