【80日目】美幌町(北海道)→弟子屈町(北海道)
屈斜路湖がどうしても諦めきれず、美幌峠の頂上の道の駅で野宿。
昨日の日記読んでいただいた方から「次回北海道に来た際にきっと屈斜路湖観れますよ」等の励ましのメッセージをいくつかいただきましたが、
すみません諦めていません。
昨日の日記を最後までスクロールして下さいね。
が、野宿中も深夜は雨がザザ降り。
「明日も観れないかもしれない…」と不安がよぎります。
朝起きると昨日にも増して霧がかっていました。
半ば諦めかけるほどの濃霧でしたが、今日はギリギリまで粘る覚悟で道の駅の休憩所で待機。
1時間、
2時間、
3時間…
待っても、待っても霧が晴れません。
もうすぐ正午が見えてきたころ、休憩所にいたおじさんに声を掛けさせていただきました。
おじさんも霧が晴れるのを待っていたようです。
おじさんは20年以上前にここにバイクで来たことがあるようで、またその景色をみるために車で再び来たという話でした。
旅で出会った方の情報を見て、どうやら峠を下ると晴れているようですというお話をしていると
おじさんに
「車で峠の下まで行ってみますか?」と言っていただき、峠のふもとまでドライブさせていただくことに!
え?!オープンカーじゃないっすか!!
久しぶりの車!しかもオープンカーだということで子供のようにテンション上がりました!
下っていくと、情報通りみるみる空は晴れていきます。
15分ほどで屈斜路湖のほとりに到着。
峠の上と下でこんなにも天気が違うんです。
湖畔にウソみたいな露天風呂も発見。
この真ん中の岩を隔てて、右側が男湯、左側が女湯。
ほぼ混浴です。
ここはコタン温泉と言って有名な露天風呂らしいんですが、今の僕にはこの超開放的な露天風呂にひとりで入る勇気はまだないです。
「これはしばらくすると美幌峠の上もきっと晴れますね」
待ちくたびれて諦めかけていた二人に希望が。
急いで頂上に戻ります。
頂上に車を走らせている途中にも、しびれを切らせて下っていく自転車乗りの方が。
あー、もうじき晴れるのに。
心の中でそうつぶやきながらすれ違います。
車で出発したときよりも霧が晴れていました!
うぉ!!中島がうっすら見えてる!!!
美幌峠で待つ事一日半、ようやく屈斜路湖の全貌を望むことができ始めます。
もし峠を下りていなかったら「これだけ見れたら十分」と僕も峠を下りていたかもしれません。
でも、もうじきピーカンになるのを知っているのでじっくり待ちます。
1時間ほど待ちます。。。
来た!!!
やっと、やっと、やっと見えた!
これが屈斜路湖!!!
ネットで見た景色と同じようなキレイな景色を見ることができました!
おじさんのおかげです!ありがとうございました!
しつこいぐらいの執念の粘り勝ち。
諦めないでよかった!
大満足で今度は自転車で峠を下ります。
屈斜路湖を眺めながらの一切ペダルを踏まずにサイクリング。
最高の気分でした。
こうして今日も屈斜路湖のために使った一日。
明日は摩周湖!
次は慎重に天候見ながら登ります。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!