【81・82日目】弟子屈町(北海道)→斜里町(北海道)
屈斜路湖を見た後、弟子屈町の「ひとつぶの麦」というゲストハウスに宿泊させていただきました。
20年以上前から営んでいる老舗のゲストハウスです。
一泊二食付きで3000円!安い!ありがたい!
オーナーさん自ら作るご飯がとてもおいしく、何よりおかわり自由!
これは朝ご飯。
こういうまさしく朝ご飯なメニュー大好きです。
夜は毎日飲み会も開いてくれます。
なので、旅人同士の出会いがより濃くなるゲストハウスです。
ただ、こんな居心地のいいゲストハウスも、
諸事情でオーナーが引退するため、もうじき閉めてしまうみたいです。。。
残念やなぁ。
この「ひとつぶの麦」で一泊し、翌朝。
朝からしとしと雨が降っていました。
即座に連泊決定!屈斜路湖のときの反省を活かす。
晴走雨働の精神で一日ゲストハウスに籠りました。
そして、翌日。
天気はくもり。でも雨は降ってはいません。
なので、出発!
え?霧は大丈夫なのかって?
摩周湖は「霧の摩周湖」という曲があるほど霧がかかりやすい湖だそうです。
(ネットから引用)
なので、今回は霧がかっていても、それを含めての景観ということで割り切ります。
摩周湖の第一展望台まで宿から10キロほど。
「展望台」ですからもちろん峠です。
道東入って何度も言っていますが、クソ寒い!
気温7℃て!おい!
さすがにこれ以上気温が下がると持っている衣服で対応しきれなくなります。
それでも自転車を漕ぎ始めると気温を忘れます。
汗ダクになりながら、一時間弱で展望台到着。
天候も関係していますが、屈斜路湖とはまた違った印象の摩周湖!
屈斜路湖が “動” とするならば、摩周湖は “静” です。
ひっそりした佇まいは、神秘的な雰囲気を醸し出していました。
摩周湖もコンプリート。
あとは下るだけ!だったんですが、ここから地獄が待っていました。
展望台からの下りはかなりの急勾配。
気温7℃の中の下り坂走行により、想像絶する寒さが体を襲います。
カーブだらけの坂道なのに、手足の感覚はなくなっていきハンドル・ブレーキ操作がままならない!
早く下りたい!けどスピードを出すとさらに寒くなるジレンマ。
手に息を吹きかけますが、焼け石に水。
いやこの場合焼け石とか言うたらややこしいわ。
何か温めるものはないかとカバンやポケットをまさぐります。
……!!
なぜかポケットの奥にカイロが!
ウソのような奇跡が起きる。
実はこのカイロは、さかのぼる事3週間前に札幌のゲストハウス やすべえのオーナーから
「これから寒いところに行くからコレ持っていき」ともらったものだったんです。
札幌の方を向き、敬礼。
カイロで手を温めながら何とかふもとに辿り着く。
ここから海岸線の斜里町に向かうのですが、
この状況の僕をあざ笑うかのようにもう一つ「野上峠」という峠が立ちふさがります。
またもや登りで汗ダクになり、頂上到達。
そして一気に冷却!!
加熱→冷却→加熱→冷却
体から「どないやねん」と聞こえてきそうです。
通り道にあった道の駅に足湯が!
最後にもう一度加熱して無事斜里町に到着しました。
明日から月末恒例のまとめ仕事日に入ります。
しばらく更新はお休みします。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!