【293日目】与那国島(沖縄) ★日本最西端到達
さぁ!今日こそは与那国島を一周します!!
朝の空は少し雲多め。
まぁ、雨が降っていないだけよしとしましょう。
ホリくんはフィエスタに荷物を置いて空荷物状態で走るようです。
僕はフル積載で。
なぜなら、この先にある最西端の石碑の前でどうしてもフル積載状態の自転車で写真を撮りたかったからです。
こんな重い自転車で走る意味はそれ以外にありません。
では、
外周約30km、与那国島一周スタート!!
与那国島も波照間島と同様、集落を離れると車も人もほとんど見かけなくなります。
道の真ん中を走っても問題のないストレスフリーな走行。
走っているとだんだんと空が晴れてきました。
空が明るくなり、太陽が差すと与那国の雄大な景色が顔を出します。
ほー!!すげーー!!!
与那国島は波照間島とは違い起伏が激しい地形です。
ですので見える景色も種類が豊富。
そして海を見れば邪魔するもののない真っ青な水平線が180度以上広がります。
そして、
「こういう場所を自転車で走りたい」
をそのまま目の前に再現されたかのような道。
この景色たちを目の前に、もう序盤から心を鷲掴みされました。
与那国ヤバイっす。。。
しばらく走っていると、東の端の東崎(あがりざき)の灯台が見えてきました。
東崎付近の海はさらに美しさを増します。
ここが東の端の東崎。
灯台で一旦休憩。
ここからは西の端を目指します。
この南側の道路がまた絶景で。
見通しのいい景色と共に爽快に滑走。
ゆっくりゆっくり味わうように、
何度も立ち止まって振り返り、カメラを構える。
そして、また地形をしっかり両足で感じるように漕ぐ。
陸と海と空と一体になる感覚。
申し訳ありませんが、車やバイクでは決して味わえません。
自転車旅の最大のメリットがこの写真たちに集約されています。
もちろん、絶景すなわち坂道。
しっかりとしんどい思いをした先に絶景は待っています。
日が昇りきると、気温もグングン上がってきます。
起伏の激しい道が続いたため、比川という集落で休憩。
楽しいけど真夏に自転車で回るにはかなり体力がいります。
この比川はDr.コトー診療所の撮影で使われた診療所の建物がそのまま残っています。
ドラマで見たまま!
テンション上がります!
こんなキレイな海が窓から見える診療所やったら喜んで入院するわ。
比川あたりでようやく半周。
暴力的な日差しが降りそそぐ中、西の端を目指します。
東崎からチラホラ見かけていた与那国馬も南側になると一気に増えます。
この馬たちの侵入を防ぐため与那国の道路には数カ所「テキサスゲート」という馬避けが設置されています。
自転車で走る方、ご注意を。
あ、あと馬の糞にも気をつけて。
そして、
日本最西端の西崎(いりざき)に到着!
来たぞ!!
日本最西端!!
スタートは雲が多い天候でしたが、最終的には快晴になっていました。
最近の晴れ男が止まらない。ありがたいことです。
これにて、
北・宗谷岬
東・納沙布岬
南・波照間島
西・与那国島 の
日本の(一般人が上陸可能な)東西南北の最端を制覇。
毎日少しずつ積み重ねて、
振り返れば1万5000kmを超えていました。
意外と丈夫な体に自分でも驚きます。
ここから台湾の港まで110kmほどしか離れていません。
残念ながら霞んで台湾は見えませんでしたが。
この西崎も日本の数少ない「国境を感じられる場所」です。
西崎から見る景色も絶景やな。
最西端でゆっくり休んでフィエスタに帰還。
これで与那国島一周走破!
走り終えて一言。
西日本編でイチバン感動した!!!!
“自転車で走る” というカテゴリーにおいては、
今まで走った中でどこが一番かと聞かれたらダントツで北海道が一番。
北海道を超える場所なんてないんです。
それは他の自転車日本一周の方に聞いてもそう。
まぁ、関東と近畿が丸ごと入る広大な面積をひっくるめて北海道なので卑怯なんですけどね。
でも、この与那国島は北海道と肩を並べる景色と爽快感がありました。
ここまで自転車を持ってきて良かったと心底思える道たちでした。
与那国島まで自転車を持ってくる旅人はあまりいないけれど、
持ってきて後悔することはないです!
持ってこなくて後悔することはあっても。
とにかく感動の連続でした。
あー!楽しかったー!!!
感動が冷めなくて少しテンションが高めのまま、
昨日と同様一品持ち寄りのゆんたく。
今日の感動をゆんたくで話していると、
あるゲストの方に
「ね?与那国最高でしょ?」と。
はい、間違いありません。与那国は最高です。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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