【287日目】波照間島(沖縄)
何度も言いますが、波照間島は最南端。
すなわち波照間島にある郵便局は日本最南の郵便局ですし、
小学校も中学校も最南の学校。
港も交番も役場も商店も。
なんでも枕に「最南の」が付きます。
その中でも有名なのが日本最南の酒造所。
この波照間酒造所で作られる泡盛の「泡波」は生産量が少なくあまり流通していないため、沖縄本島ではプレミアがつく品物なんだとか。
そんな波照間島からは今日帰る予定でした。
一泊の予定だったんです。
しかし、
波照間島は他の沖縄の離島と比べて上陸が難しい島で有名。
同じやどかり荘に泊まっていた関西から来られたゲストさんは、7回目の挑戦でやっと波照間島に来れたと言っていました。
上陸が難しい理由は波照間行きのフェリーの欠航の多さです。
波照間島に行くまでの航路は波の高い海域で強風の吹く海域。
いつもより高い波、強い風になるとすぐに欠航します。
実際、僕たちがたどり着いた後のフェリーもバンバン欠航していました。
逆に帰りのフェリーにもそれは当てはまります。
帰りのフェリーが欠航したときのことも計算して予定を組まないと悲惨な目に遭います。
計算しにくい点を考えれば、難易度は小笠原諸島に行くよりも難しいかもしれません。
日本で最高レベルの難易度の離島といえます。
そんな波照間島に、
運良く一発で上陸できたのに一泊で帰るのはもったいない。
ということでもう一泊延長!
まぁ、延長したのはいいんですが。。。
昨日に島も一周して、
最南端の碑の前で写真を撮って、
満天の星空も見たので、特にこれといってやることはないんです。
けれど、波照間島はこの “やることがない” を存分に楽しめる場所。
なので、波照間島2日目は何にも決めずに過ごしてやろうと決めました。
朝は少し遅めに起きる。
だらだらうだうだして、
目が覚めたら、外を散歩。
だだっ広い空。
目に人工物がほとんど入らない景色。
ふらーっと歩き、
好きなときに好きなものを食べる。
何時だとか関係ない。
海が見たくなったら浜に行き、
眠くなったら宿で昼寝。
気がすむまで寝たら、
ぼちぼち夕陽を見に行く。
そして、
夜は満天の星。
本当に何の予定も立てずに、
ただただ気の赴くままに過ごしました。
今日したことは、特別なことは何もしてません。
別に波照間島に行かなくたってできることばかりです。
でも、
もう僕の地元大阪では感じれないものばかりです。
波照間島の魅力はそこにあります。
みんなこの魅力に惹かれて、
この遠くて、不便で、何もない島に、お金と時間を掛けてやって来るんです。
「なんでもあるけど、なんにもない」
「なんにもないけど、なんでもある」
北海道や小笠原諸島にいた時もそうですが、
こういう場所に来ると、どっちがいいんやろと考えさせられます。
波照間島、いいとこやなー。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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