【13日目】輪島市(石川)→狼煙町(石川)※能登半島最先端
実は昨日、輪島市のコンビニで休憩していると、
おばさんが「どこから来たの?」と話しかけてくれたんです。
そこからいろいろ話して、
「輪島は朝市が有名やから来なさいよ、おばちゃんも働いとるから」
と言っていただいていたんです。
なので、早起きして来ました「朝市」。
目の前にある漁港から穫れた新鮮な魚介類を、市場ですぐに手に入れることができます。
そして昨日会ったおばさんの所へ。
「よう来た。これお土産にあげるわ」と、おばさん曰く財布に入れておくとお金がガッポガッポ入るお守りを5個もいただきました。
こんなお守りを5個も入れてたら財布からお金があふれます。
こういう市場やお祭りの夜店の雰囲気好きです。
ぶら〜っとしていると、
「お兄ちゃん、朝ご飯食べたか?」と出店のおばさん(しりとりに参加いただいてます)に声をかけられ、
咄嗟に「いえ、まだ…」と答えると、
「んじゃ、食べていきなさい!おいしいよ!」と言われ、
朝市で何か食べるつもりだったので、お願いすると
そこからはおばさんのマシンガントーク
「このカレイ特別に100円でいいわ」
「イカもつけとくな」
「ここで焼いといたるから、その間におにぎり買うてきい」
「お吸い物も入れたるな」
「あそこの休憩所で座って食べれるから」
おばさんの言われるがまま、激安の朝食が出来上がりました。
これ300円ですよ?
大満足の朝市でした。
しかし能登に入ってから至る所に貼ってある朝ドラ「まれ」のポスター。
僕の出発と同時期に始まったので、全く観れていないんですが、
能登は「まれ」一色です。
朝食もしっかり食べ、輪島を出発。
ちょうどいい気温で風もなく、サイクル日和です。
輪島を出てしばらくすると、海岸線がしだいに田園風景へと変わっていきます。
そして現れたのが「千枚田」。
農業というか、もはや芸術です。
日本にはまだまだ僕の知らない風景がたくさんあります。
この旅に出ていなかったら、千枚田にも出会ってなかったと思います。
ここで、たくさんの観光客の方に話しかけていただいて、
その中には自転車日本一周と西日本一周を達成された方(しりとりに参加いただいてます)もいらっしゃいました。
日本一周した方に、
一番楽しかったところと一番しんどかったところを聞きました。
楽しかったところは、北海道。
しんどかったところは、四国。
実はこれ、6日目に出会ったウエダさんと全く同じ回答なんです。
僕にとってはどちらもまだ先ですが、北海道が今から楽しみすぎてたまらない。
千枚田を離れ、能登の先端に向かいます。
前日の過酷な道のりに比べると、比較的なだらかではありましたが、
やはりアップダウンは繰り返します。
すると、さっきまでサイクル日和だった天候が、
急に雲行きが怪しくなって、
ポツポツと降り出しました。
もうさすがに、慣れましたよ。
自転車を止め、レインパンツを履き、
荷物をビニールでくるみ、
カバンに防水スプレーを振る。
この作業も早くなったもんだ。
雨天仕様に切り替え、ひたすら漕ぎます。
雨が降るだけじゃなく、気温もぐんぐん下がっていきます。
北陸の天気は変わりやすい。
一転、寒さに震えながらの走行に
でもナビを見ると、あと15キロ!
しかし、最後に立ちふさがったえげつない峠。
すんなりとはいかないようで。。。
そして、辿り着いた「能登半島最先端」の狼煙町。
能登半島前半はキツかったなー。
もう今日はここで泊まることに。
ここらへん宿もないので、
そうです。
初野宿!
道の駅狼煙のスタッフさんに野宿していいか確認を取ると、
「今日は雨だし、まだ寒いからあっこのバスの停留所に泊まりなさい」と
教えていただいたのがこの停留所。
初テントはお預けのようです。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!