【14日目】狼煙町(石川)→穴水町(石川)
昨夜は能登半島最先端の狼煙町で初野宿。
疲れからか、9時には寝落ちしていました。
しかし深夜3時に寒さで目覚めます。北陸はまだまだ寒い。
春夏用のシュラフなので、防寒には向いていません。
たまらずダウンを引っ張りだし、羽織ってしのぎました。
ダウン持ってきといて良かったです。ありがとうユニクロさん。
そして早朝6時から能登半島後半戦スタートです。
予報は雨。
この日記を読んでいるひと「また雨?」って思ったでしょ?
当の本人はその10倍思っています。
ただ出発時はくもりだったので、降らない内に距離を稼がんとばかりに飛ばします。
序盤にあれだけ苦しめられた249号線も、後半ではずっと平坦でした。
順調に飛ばしていると、体もあったまってきて暑くなってきます。
一応レインジャケットを着用していたんですが、
このレインジャケットのGOA-TEXという性能の保温性が高すぎて、汗をダラダラかくんです。
すると不快になってくるので、たまらず脱いで走行。
珠洲市を抜け、能登町に入ったあたりで、あることに気付きます。
今日の宿を取っていない!
昨日寝落ちしてしまい、すっかり取るのを忘れていました。
慌てて、検索して電話をするのですが、今日の今日では予約も取れない。
まずこの辺りに宿泊施設自体ないんです。
「今日も道の駅で野宿するか」と思ったんですが、調べたら道の駅もない。
どうしようか悩みましたが、止まっていても何も変わらないので、進んでいる内に野宿できそうなところがあるだろうと、再び出発しました。
能登町を穴水町方面に走っていると、
次第に霧のような雨が降ったり止んだり。
レインジャケットを着るほどでもないかと思っていたんですが、
急に土砂降りに!
慌てて、雨仕様に着替えようとしたんですが、
なぜか屋根のあるところがない。
屋根がないとかばんを開けたときに水が入り込むのでイヤなんです。
今着ている服は諦めて、ひたすら屋根を探します。
3、4キロ走ったところにようやく雨をしのげる場所を見つけたときには、ビッショビショでした。
上下を全部着替え、レインジャケット・パンツも着用し、
さあ行こう!としたら、
雨は止んでいました。
やむんかいっ!!
能登の天候に完全に遊ばれてます。
気になってたんですが、
能登町〜穴水町の海岸線は驚くほどに人の気配がありませんでした。
家や車はあるんです。
けど、人を見かけないですし、動く車ともすれ違わない。
田舎の方は雨の日には出歩かないんですかね。
僕ひとりだけの世界のようで不思議でした。
その後、目的地の穴水町に入ったところで、
野宿できそうな場所が!
今日はここで泊まります。
大丈夫です。明日の宿はもう確保してます。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!