【5日目】近江八幡市→長浜市
前日は仕事日。
仕事も一区切りし体の疲労も抜けたので、一気に琵琶湖のてっぺんまで向かいます。
ようやく、ようやく出発から晴れました!
快晴の中のサイクリングは本当に気持ちいいです。
しかも走る道は、琵琶湖を沿って通っている「湖岸道路」。
琵琶湖を視界に入れながら走り、ロケーションは完璧です。
晴れの中走っていると暑くなり、堪らず半袖に。
これこれ、こういうサイクリングがしたかった!
と浮かれていたのもつかの間。
だんだん琵琶湖側から吹く強風に煽られて、ペダルもハンドルも重くなっていきます。
あれ?
やっぱり、しんどい?
しかもやっかいだったのがこの「さざなみ街道」
なんと消波ブロックに当たった琵琶湖の波が歩道に飛んでくるんです。
しかも今日は風が強い。波の勢いが激しいんです。
何も知らない僕は、思いっきり波のしぶきをかぶりました。
写真ではわかりづらいかもしれませんが歩道が波で濡れてるでしょ?
“さざなみ”なんてかわいいもんじゃなかったですよ。
浮かれ気分の僕に冷水を浴びせる琵琶湖。
浮かれてすいませんでした。
その後はしっかり気を引き締め、辿り着いた「彦根城」
ここでは、声をかけていただいたご家族の方(しりとりにも参加していただいています)といっしょに散策。
なんと動く“ひこにゃん”にも会えました!
たまたま行った彦根城でひこにゃんに会えるなんて運がいいです。
ひこにゃんはみんなに愛されていました。
そろそろ出発する時間。
ご家族の方に一声かけて失礼しようとしたところ、
ご家族のおじいさんが「これで美味いもんでも食え」とお金を握らせてくれました。
ここで反射的に「いえいえ…!」と言ってしまった僕。
「そういう時はありがとうございます言うといたらええんや」とおじいさんから一言。
しまった…と心の中で反省しながら、「ありがとうございます」とお伝えして別れました。
実は、出発前にバイクで日本一周をした後輩から「旅で気をつけることは?」と聞いた時に、
「何かいただいたりしたら、遠慮せずにありがとうございますと言ってください」と聞いていたんです。
この後輩は遠慮しすぎて、怒られたみたいです。
人生の先輩からいただいたご好意は、変に大人ぶらずに感謝の気持ちを大きい声で伝えることがお互いに気持ちがいいということを実感しました。
これからは気をつけます。
彦根城を後にして、琵琶湖のてっぺんを目指してひたすら漕いでいたのですが、
琵琶湖を上るにつれどんどん寒くなる。
結局、レインウェアを着て走行。
自転車旅は服装の調整が本当に難しい。いちいち止めて服の調整をするのを怠るとすぐに体調を崩します。
そして、琵琶湖のてっぺんの長浜市の塩津浜に到着。
今日も走った!今の自分には60キロが限界ラインです。
旅を続ける内に80キロは走れるようになりたいんですが、まだまだ無理です。
明日はいよいよ近畿を抜け、福井へ!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!