【206・207日目】笠岡市(岡山)
朝起きると、
16日未明にさらに大きな地震があったとのニュース。
続々と報道される凄惨な現場の状況。
山口や愛媛までも揺れている広範囲の余震が続いている中、
このまま出発するのも無茶だと感じたので、せめて余震が落ち着くまでは岡山に待機しようと決めました。
NHKのニュースを見ていると、
気仙沼に住んでいた時に、いろんな方から聞いた震災当時の話が頭によみがえります。
早く余震だけでもおさまりますように。
岡山に待機と決めたので、笠岡市あたりを自転車でサイクリング。
小学生の低学年の時、夏休みにこっちによく来ていました。
その時に遊び場所にしていた「カブトガニセンター」へ行ってみることに。
いい天気!
今年のスタートは本当に天候に恵まれています。
笠岡の海岸線をスイスイーっと。
いいすねー
やっぱ、海いいなー。
瀬戸内海は無数の島々があるので、海の景色も独特です。
しばらく走ると、カブトガニ繁殖地が。
カブトガニの日本国内の生息地域は環境破壊などで激減していて、
今は数えるほどのようです。
ここが子どもの頃によく来た「カブトガニセンター」!
子どもの頃の目的は、ここではありません。
当時の目的は、このとなりにある通称「恐竜公園」。
懐かしぃぃいいー!!!!!!
ここがきっかけで恐竜が大好きになったよなー。
ヴェロキラプトル、パキケファロサウルス、パラサウロロフス…
難しい恐竜の名前をいっぱい覚えていました。
せっかく来たので、今日はカブトガニセンターの中にも入ってみます。
おぉー!久々に生のカブトガニ見た!!
カブトガニの裏側グロいな。。。
生きた化石と呼ばれる天然記念物カブトガニについて色々とお勉強。
ここで知った情報で一番驚いたのが、
「カブトガニの血液が人類を救っている」ということです。
簡単に言うと、
カブトガニの血液は毒に反応して寒天のように固まる性質を持っています。
その感度が非常に高く、1兆分の1のレベルの汚染に対しても反応するそうです。
このカブトガニの血液の性質を利用して、
医療機器やワクチン、水質検査や食品衛生管理などなど、様々な物の汚染検査に利用され、
その試験でカブトガニの血液が固まらなければ汚染がない証拠となる訳です。
この発見以前は汚染検査に相当な手間と時間がかかっていたそうで、これはまさに世紀の大発見。
カブトガニ、やるやん。
あ、もちろん採血の際はカブトガニを殺さない程度の量しか採りませんよ。
そして現在もカブトガニの血液で何億もの人類の命を救っているのです。
今世紀中に絶滅するかもしれないと言われるカブトガニ。
いろんな意味でこれからもカブトガニを大事にしなければいけません。
今日もひとつ見聞が広がりました。あざす!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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