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自転車日本一周の旅

あらゆる旅は、その速さと比例してつまらなくなる。

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  • オカムラヨウスケ
  • 11月11日生
  • A型
  • グラフィックデザイナー
学生時代部活経験なし。

一人旅経験なし。野宿経験なし。

自転車はママチャリ以外乗った経験なし。

なしなしだらけ...

晴れ 本日の走行距離72.6km

【23日目】糸魚川市(新潟)→上越市(新潟)

無事でした。

 

 

 

みなさんご心配お掛けしてすみません。

それにしても「親不知」噂に違わぬ道路でした。

 

昨晩、親不知手前の道の駅市振で野宿。

朝4時半起きです。

起きたらガラガラだった駐車場にものすごい数の大型トラックが。

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その数に出発前から怯む。

でも怯んだって仕方ない、せっかく早起きしたのでとにかく早く出発しました。

 

少し走ったところで、見えてきた「親不知」の入り口。

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本当に山にへばりついています。

 

とりあえず、今回は大型トラックの合間をしゃかりきに漕ぐ作戦。

後ろからトラックが来たら止まって、できるだけ外側に避けて通り過ぎるのを待ちます。

 

やはり聞いていた通り過酷な道路。

狭い、暗い、低いです。

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この道で朝見たトラックが横を通ると思うとホント恐ろしい。

 

と、思っていた矢先、後ろからけたたましい轟音鳴り響かせ、大型トラックが接近。

 

「ぶわぁぁあああああ!!!!」

 

もうガードレールに引っ付かんとばかりに避ける体勢に。

 

 

「グガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!」

 

 

 

本当にすぐ真横を通りました。

半トンネル構造になっているので音がかなり響きます。

その恐怖を目の当たりにして、緊張感増し増し。

でも、この作戦しかない。

トラックと並走するのは自殺行為だと再確認。

 

ギアを重めにして、しゃかりきに漕ぎます!

できるだけ距離を稼がないと!

 

しかし親不知のやっかいなのは、

アップダウンが激しいことと、

蛇のように左右にカーブが多いことです。

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思うように距離が稼げない。

 

「ぶわぁぁあああああ!!!!」

 

500mも進んでいない内にまたトラックが。

止まって、回避。

 

そして、また漕ぐ!!

 

すれ違う瞬間の恐怖感は、何度やっても拭えないです。

もう必死でした。

あと何キロだとか確認する余裕もなく、ただひたすらこの作業のくり返し。

 

10キロほど進んだあたりで真っ暗なトンネルが目の前に。

「トンネルはさすがに無理…」

と思っていたら、脇に歩行者・自転車用の回避路が。

 

ホッとしながらそこを進むと、小さな休憩所がありました。

日本海を眺める絶景のスポット!

ここで緊張感を少しほぐす。

 

ふと、横を見ると「親不知の歴史」と書かれた掲示板が。

興味がわいたので見てみると、

詳しく知ると「親不知」はなかなかおもしろいんです。

 

最初に道路が作られたのはなんと明治時代…!

明治時代の重機もない時代に、こんな断崖絶壁に道をつくるなんて、その苦労は想像の域を越えます。

先人たちの、いや人間のたくましさに感心。

そして再出発。

 

安全第一を念頭に起き、

避ける漕ぐ、避ける漕ぐ、避ける漕ぐ…

 

1時間半ほどくり返し…

 

そして、

無事「親不知」を走破。

 

 

怖いわ!!!

 

もう疲れました。

もう二度と自転車で通りたくない。

まだ6時半でしたが、今日一日の体力を使った気持ちでした。

 

 

難所の親不知を抜け、安堵しながら上越市に向けて進みます。

すると、「久比岐自転車歩行者道」と書かれた標識が。

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このサイクリングロードがスゴかった!

 

なにがって、長いんです。

ひたすら続いているんです。

その距離33キロ!

なんと、ありがたいことに目的地の上越市まで一直線です。

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旧北陸道を自転車道にしただけあって道が広い。

贅沢なサイクリングロード。

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親不知とはあまりにも対照的な道に笑いそうになりました。

 

自転車好きの方、「久比岐自転車歩行者道」オススメです。

その際は親不知を抜けたところから乗ってくださいね。

 

早起きと久比岐自転車道のおかげで、いつもでは考えられない早さで上越市入り。

 

もう新潟か。。。

思えば遠くへ来たもんだ。

 

 

今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。

明日も一日とにかく安全第一。

 

おやすみなさい!

 

 

 

 

 

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