【116・117日目】釜石市(岩手)→大船渡市(岩手)→気仙沼市(宮城)
世界遺産もしっかりと見ることができ、釜石市を出発!
したかったのですが、
月末になると、ありがたいことにお仕事が多くなってきます。
近くにあったイオンのフードコートでお昼あたりまでカチカチ。
さぁ、今度こそ出発だ!と息まいて外に出ると…
殺人的な暑さでした。
クーラーの効いたところから移動したのもありますが、もうじんわり汗をかいています。
しかし、容赦のない三陸45号線!
しかし暑い!
顔から滝のように汗が流れます。
用意していた水500ml×4本も一瞬でなくなりました。
道路脇に表示された温度計を見ると、
「34℃」
見るんじゃなかった。。。
もう頭の中は「暑い暑い暑い暑い暑い暑い…」で埋め尽くされます。
そして合間に危険なトンネル。
トンネル内は粉塵巻き上がる自転車にとっては劣悪な環境です。
汗をかいた体にその砂ぼこりが貼り付く。。。
目もゴロゴロしますが、サングラスは視界が悪くなるのでかけられない。。。
口の中はジャリジャリしだす。。。
不 快 度 M A X ! !
暑さとイライラで不安定になった気分を落ちつかせるため、
道の駅で休憩していると
通りがかったおじさんにソフトクリームをいただきました。
「なぁーにそんな顔しよんね。次の街まであと一息だっぺ」
何を疲れた顔しとんねん!と自分を戒める。
気合いを入れ直し、本日3つめの最後の峠「三陸峠」越え!
坂を一気に下って大船渡市入り。
内心「この貯金明日に取っとかれへんかな」と思いながら坂を下っていました。
今日は50km限界でした。
この暑さとこの急勾配の道の中、いつものように80〜100km走ることは今の僕の体力では無理です。
大船渡市は道の駅がないため、公園で野宿。
こんなに汗だくなのに、近くにお風呂屋さんがありません。
海岸近くの銭湯は津波で流されてしまったそうです。。。
なので、公園の水道で水浴び!
あまりに気持ち良かったので一人ではしゃいでしまいました。
そして翌日。
せっせとテントの片付け。
朝起きてテントを片付けている時間が結構好きです。
ゆっくりと出発までに頭を切り替えられます。
ハイハイ今日も暑いよー!!!
もう慣れた!
エブリデイ峠越え!!
通岡峠を登りきると陸前高田市へと入ります。
ここは最も内陸まで津波の被害があったと言われている場所。
坂を下ると、その景色に呆然としました。
そこには街が全くありません。
あるのは工事関係の建物だけ。
4階部分まで津波で流された後が残るマンション。
津波浸水ラインがまさかの看板の上にあります。
こんな高い津波、一体どこまで逃げれば逃げ切れるんでしょうか。
民家を探そうにも見当たりません。
全くのゼロに近い状態となっているので、イチからの街づくりとなっています。
ここも山を丸ごと削って新しい土地をつくっています。
陸前高田にはかつて海岸線に沿って高田松原という景勝地がありました。
これが震災前の景色(ネットから引用)
その高田松原は津波で流され、唯一残ったのがこの「奇跡の一本松」と呼ばれる松。
陸前高田を後にして、
本日の目的地の気仙沼市に向かいます。
うっしゃー!ラスト峠!
海に飛び込みたい。。。
汗かきすぎ水分取りまくりで体中の水分が入れ替わってる気すらします。
峠を越え、宮城・気仙沼市入り!
気仙沼漁港はかなり大きな漁港です。
やっとお昼ご飯です。
通りすがりにあった仮設屋台村で食事。
ここも少しずつ街を取り戻しています。
明日から月イチのまとめ仕事日に入ります。
しばらく更新はありませんがご心配なく。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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