【118〜122日目】【月間オススメスポット五選②】
それでは、引き続き7月のオススメスポット五選の紹介です。
4つめ!
【ニセコ】(虻田郡倶知安町、虻田郡ニセコ町などの山岳地帯の総称)
(旅日記7月17日【102日目】参照)
海岸線を沿う旅のルートから外れ、小樽のゲストハウスで出会ったご夫婦に会いに行くために訪れた街。
結果的にルートを外れてよかった!
ニセコは大きな山、キレイな川があるので夏は登山やラフティング、冬はスキーやスノボーと通年でレジャー観光できる街。
北海道でも通年でレジャーが楽しめる街って意外と少ないんです。
ニセコで感じたのは、何よりも羊蹄山の存在感。
山に囲まれた小さな街なのに異国を感じさせる建物が並んでいたのも印象的でした。
ではラスト!
【仏ヶ浦】(青森県下北郡佐井村)
(旅日記7月22日【107日目】参照)
下北半島の西岸の険しい断崖にひっそりと佇む景勝地。
日本一周をしていなければまず訪れなかったであろう場所です。
この場所は長い間、地元の限られた人々にしか知られていなかった秘境だったそう。
途方もない時間をかけて自然が造り出した造形美。
この世の景色とは思えない不思議な空間でした。
7月のオススメスポット五選はここまで。
なんですが、
これとは別にひとつ伝えさせてください。
7月に訪れた場所でやっぱり胸に刻まれているのは三陸海岸です。
旅に出る前から「絶対に見ておかないといけない」と強く思っていました。
北海道よりも沖縄よりも世界遺産よりも、何よりもそう思っていました。
今回、三陸海岸を青森から宮城まで走って、
いろんな方に震災の話を聞きました。
いや、正確に言うと僕は自分から聞きません。
旅で出会った方と話していくと自然と震災の話になるんです。
たくさんの方と話しました。
当たり前ですが、みなさんそれぞれの3月11日がありました。
停電とは前も後ろも上も下もわからない漆黒の闇だということ。
あの日以来、犬が外に散歩に行かなくなってしまったこと。
助手席に乗っていた息子さんが波に気づかなければこの世にいなかったということ。
最後の最後まで銀行の業務をして逃げ後れた友人を持つひとがいたということ。
「東北」とひとくくりにされ、被害の少なかった場所に余るほどの物資が届いたということ。
その逆のこともあったということ。
旅中に福島で震災に合い、そのままボランティアをし、今は東北に移住している方がいるということ。
「生きてこそだよ!」と別れ際に声を掛けていただいたお母さんが、後から聞くと震災で息子さんを亡くした方だったということ。
被災地の行政で働くひとたちは過労死するほど働いているということ。
被災地には今、若いひとたちの力が必要だということ。
皮肉にも三陸の道路は新しく走りやすいということ。
そして、
実際に目で耳で肌で感じると、3.11は全く違う印象になるということ。
もう大阪では3月11日以外の日はほとんど報道されません。
震災から4年。
旅に出る前に「結構、復興しているらしいよ」なんて人から聞いたことがあります。
いやいや、
そんな言葉は口が裂けても言えないです。
そんな言葉を確認せずにまた次の人に伝える人がいるのも事実です。
このまま知らないで生きていくのもありだと思います。
でも僕は、
今回三陸海岸を自転車でゆっくり見て周り、
入ってくる情報を少なくとも自分の価値観でしっかり選べるようになったことは、この先何かに繋がると感じています。
三陸には近い内にきっとまた来ます。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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