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自転車日本一周の旅

あらゆる旅は、その速さと比例してつまらなくなる。

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  • オカムラヨウスケ
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学生時代部活経験なし。

一人旅経験なし。野宿経験なし。

自転車はママチャリ以外乗った経験なし。

なしなしだらけ...

晴れ 本日の走行距離0.0km

【145日目】小笠原村(東京)《世界遺産:小笠原諸島》

今日ついに10日間いた小笠原諸島ともお別れの日です。

船の出航は14時半。

 

でも、最後にやり残したことがあります。

それは

「イルカと泳ぐこと」。

 

台風の影響でドルフィンツアーが予定していた日に組めず、

ギリギリ出発の日の朝にしか時間が取れませんでした。

 

早起きでドルフィンツアーのシャトルバスに乗り込み、港に向かいます。

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そして、ツアーの船に乗ってイルカに出会うため海に出ます。

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ツアーに参加したからと言って、必ずイルカに出会える訳ではありません。

全くイルカに出会えないこともしばしばあるようです。

しかも、1日ツアーと半日ツアーのプランがあるんですが、

今回は船の出航には戻らないといけないので、半日プラン。

もちろん時間に余裕がある方がイルカを探す時間も増える訳です。

ただただ出会えることを祈りつつ船に乗っていました。

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このツアーはイルカを探すためだけのツアーではありません。

ドルフィンスイムともう一つ「南島」にも上陸もできるツアーです。

小笠原諸島はいくつもの小さな島があるのですが、

ガイドさんなしで上陸できるのは父島、母島などの数カ所のみ。

ほとんどが自然保護のため一般人の上陸を禁止しています。

 

ドルフィンスイムの前に南島へと向かいます。

南島に近づくとさらに海がキレイになっていきます。

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えげつないでしょ、この青。

もうお酒のリキュールみたいな色してます。

間違いなく今までの人生で見た中で一番キレイな海です。

 

南島の入り口付近は狭いため、小舟に乗り換えます。

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キレイな海が入ると景観はさらに画になります。

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人間がいないだけでここまで自然は保たれるんです。

 

 

南島の入り口が見えてきました。

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南島に上陸!

ガイドさんと自然保護に気を配りながら進みます。

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しばらく進むと、白い砂浜が見えてきます。

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これが南島の「扇湾」!

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なんじゃこりゃ!!

 

こんな景色は雑誌や映画でしか見たことないです。

 

この南島はウミガメの産卵地でもあり、

砂浜には孵化した赤ちゃんウミガメが海に向かう足跡も残されています。

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日の出までに海に辿り着くことができず、日光でひからびて死んでしまったウミガメの赤ちゃんの姿もありました。

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でも、これも自然の中で起きること。

「私たちは埋めたり、移動させたりはしません」とガイドさんはおっしゃっていました。

そうなんです。

知床に行ったときにも問題になっていたんですが、

観光客の方がガリガリなキツネを見かねてエサをやり、

キツネは人間からエサがもらえると覚えてしまい、道路に出て轢かれるということが起きていました。

人間の特定の動物に向けられる気の毒やかわいそうなんて勝手な感情は、

“不自然” を起こす原因なんです。

 

その後、南島にある丘に登り、南島を一望。

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天候に恵まれたなー!

よかった!!

 

 

そして、

いよいよメインイベントのドルフィンスイム!

と船に戻ると、

「みなさんイルカの群れを発見しました」とのアナウンスが!!

 

っしゃー!!!

台風は直撃しましたが、最後に運が向いたようです。

会えないのも覚悟していたので、本当によかった!

 

急いで三点セットの準備。

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いざ!ダイブ!!

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イ ル カ や !!!!

 

 

 

 

 

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もう言葉になりません。

 

 

 

合わせて30分以上はイルカと泳いだと思います。

夢の時間でした。

 

 

「今日のイルカはよく遊んでくれるイルカですね」

何度も小笠原に来られている方とガイドさんとの会話が聞こえました。

 

 

最後に、大きな思い出のプレゼントをもらいました。

ありがとうイルカさん。

 

 

大満足でツアーを終える。

 

 

 

 

 

そして、急ぎ足でユースに戻って荷造り!

余韻に浸る間もなく、二見港へと向かいます。

 

そして、本当にお別れのとき。

二見港でユースのスタッフさんとゲストさんと記念撮影。

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本当に本当に寂しい。

オーナーご夫妻、アキさん、マイさん、トミさん、タカくん、はやみさん、ケンさん

本当にお世話になりました。

 

父島に来た初日に見た光景が目の前に広がります。

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今日は見送られる側。

おがさはら丸に乗り込むとデッキは人でパンパンでした。

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ちゃんとユースのスタッフさんたちも確認。

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14時半。

出航の合図の大きな汽笛が鳴ります。

 

すると、

デッキから、港から

それぞれに大声で別れの言葉を叫びます。

 

もうこの時点で感極まる。

 

船が港から離れると、

追いかけてくる船。

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この光景を前にすると、

少しでも気が緩めば涙が出そうになります。

 

別れの飛び込みを済ますと、

一艘、一艘、港に帰っていきます。

 

そして、一番最後に残ったのがユースのスタッフさんが乗る船。

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大きな声で叫びました。

なんて叫んだかは忘れました。

でも、とにかく聞こえるように叫びました。

 

それに答えるようにみなさんが次々船から飛び込む。

 

飛び込み終えると、

それを確認したかのようにおがさわら丸は速度を上げました。

 

 

さようなら小笠原。

ありがとう小笠原。

 

 

いってきます。

 

 

 

今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。

明日も一日とにかく安全第一。

おやすみなさい!

後

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