【338日目】大津町(熊本)→阿蘇市(熊本)→大津町(熊本)
今日は阿蘇に登るために朝は早起き。
まだ交通量が少ない内に外輪山に登ってしまいたい。
本日は曇天。
もちろんもう少し晴れて欲しいですが、
今日はひたすら坂道を登り続けるので雨が降らないだけでありがたいです。
地図で見たとおり、57号線はこの先通行止め。
そのため阿蘇に向かう車は県道339号線に迂回しています。
昨日ブログでも書いた通り、僕はさらに迂回して県道23号線へ。
やはりこちらに迂回していて正解でした。
車の往来はほとんどないひっそりとした山道。
登り坂を後ろを気にせずゆっくり登ります。
久しぶりの山登り、ゆっくりゆっくりとペダルを踏みます。
登り続けて1時間ほど。
顔面からは滝のように汗吹き出す。
体は湯気が出るほど熱い。
ハッキリ言いますがこの先何回山を登っても、坂道は好きになることはないです。
県道23号線が57号線のミルクロードに合流。
ようやく外輪山の山頂付近に到達!
周りには立木がなくなり景色は一変。
ここから外輪山を沿って走り、阿蘇山を一望できる「大観峰」という展望スポットに向かいます。
このいかにも頂上っぽい周りの景色たちを見て勝手に安心していた僕。
実はここからがキツかった。
斜度10%近いうねる坂道が追い込みをかけます。
一旦油断した分かなり堪えた。。。
ただ、道路は緑豊かな牧草地帯をひたすらに延びています。
車のCMに使われそう。
こういう道はなかなかお目にかかれない日本離れした道です。
激坂を登り終えた後もゆるやかに登り続けながらミルクロードを走行。
この付近では牛の放牧がされており、ところどころに牛がいます。
この牛は「赤牛」というブランド牛なんだとか。
そろそろ足がキテいます。
ようやく見つけた飲食店で休憩。
ここまで自動販売機は一切ナシ。
スタート前に水分を余分に備えていましたが、ここまで何もないとは思わなかった。あぶねー。。。
しばらくベンチで寝転んでいると、体が震えるほどの寒さに。
坂道を登り続けて体が熱かったので気づかなかったんですが、
もう標高800m近い場所。
標識の温度計を見ると気温は19℃。
その気温の中で汗で濡れた衣服が冷やされグイグイ体温を持っていかれていました。
慌てて着替える。
涼しい気温の中での山登りは体温調節が難しい。
しっかりと休憩を取り、
大観望へ向け再びミルクロードを走ります。
なかなか爽快な景色やなー。
爽快な景色を眺めながら走っていると、
道中に大観峰の手前に展望スポットがひとつあったので立ち寄りました。
うっっっっひゃーーーーーっっ!!!!!!
もちろん絶景。
いやしかし結構登ったなー。
さて、大観峰まであと少し。
残りの10kmを走り…
大観峰到達!!!!
つっかれたーっ!!!!
休憩も合わせ、3時間半かかりました。
なまっていた体にはキツい!さすがに終盤はヘトヘト。。。
そして展望所へ。
ハイ!
絶景ドカーーーーン!!!!!
眼下には阿蘇市街が一望できます。
写真ではイマイチこのスケール感が伝わりませんが、
実際に見るとかなりの迫力です。
そして目の前に見える阿蘇五岳。
この山々が連なる姿がお釈迦様が仰向けに寝ている姿に見えることから「涅槃像(ねはんぞう)」と呼ばれています。
神々しい姿に手を合わせる。
30分ほどゆっくりと眺めて、
展望所を後にします。
あ、記念にパチリ。
大観峰に到達したので、
あとは来た道をひたすら戻るのみ!
この壮大な景色を下っていける爽快感はヤバイ!
こういう風景を見ると、
必ず北海道を思い出してしまう。
北海道なら自転車でももう一度走ってもいいと思える場所です。
ひったすらに下り。
ブレーキを握り続けすぎて、もう手がしびれるくらい。
下りの道中に徐々に晴れ出す。
大観峰にいた時に晴れろよー。
まぁもう言ってもしゃーないけど。
行きに見てきた景色も晴れると見え方が全然違う。
阿蘇にはまた来いってことやな、うん。
あれだけ苦労して登った道も下ってしまえば儚いもん。
でも、下りのミルクロードは最高でした!
これこそ自転車旅の醍醐味!!
あっという間に下りきって、
スタート地点の道の駅に帰還。
今日もこの大津町の道の駅に連泊です。
今日は頑張ったんで、
ご褒美に赤牛のステーキ丼を!
ハイうまいー!!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
おやすみなさい!
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