【41日目】外ヶ浜町(青森)→青森市(青森)
昨日実は「竜泊ライン」を抜けた後、青函トンネル記念館に行こうとしたんです。
青函トンネル記念館では青函トンネル内に降りて見学できるんです。
それだけは見とかないと!
が、間に合わず!
このまま龍飛岬を通り過ぎることも考えましたが、
あんなに過酷な道のりをせっかく抜けたのに、天候が悪くてろくに風景も見えないし、青函トンネル記念館にも行けないじゃあんまりなので、龍飛岬で野宿をすることに。
結論。
「龍飛岬で野宿はしてはいけない」
ただでさえ風が強いこの岬付近。
昨晩は特に風が強く、暴れるような風にテントがぶっ壊れそうになりました。
しっかりしたテントを買っていてよかった。
もちろんほとんど寝れませんでした。
なんとか夜を乗り越えて、朝一で記念館に!
ここで同じく朝一で来られていたおじさん(しりとりに参加いただいてます)と出会います。
このおじさんは過去2回ここまで来て時間や冬期閉鎖で入場できず、
三度目の正直で念願が叶ったようなんです。
おじさんと二人で青函トンネル内を見学できる体験坑道へ。
この「もぐら号」で海底まで一直線です。
写真ではあまり伝わらないですが、スゴい傾斜です。
約10分足らずで海底140mへと到着。
ここが海底140mだなんてピンときません。
それくらい大きくてしっかりとした構造のトンネルなんです。
ここではトンネル内見学だけでなく、青函トンネルの資料が並べられ、その工事の過程を知ることができます。
実はおじさんは昔建築の現場で働いていたようで、
おじさんに工事現場のいろんなことを詳しく教えていただきました。
おじさんのおかげでより深く理解できて本当にラッキー!
でも、いろいろ質問しまくってごめんなさい。。。
資料や説明を聞いて感じるのが、海底を掘り進めるということはをそれはそれは気の遠くなる作業だということ。
地盤によっては1キロ掘り進めるのに1年かかったことも。
構想を含めると完成までに60年以上もの歳月をかけて竣工した、世界でも屈指の大工事。
何千ものひとがこの龍飛岬に暮らしながら日々トンネルを掘り、
完成を目にすることがなかったひともたくさんいたそうです。
今では龍飛岬は信じられないくらい閑散としています。
たくさんの人の人生とプライドをかけて行われたその事業の様子が、
佐渡島で見た佐渡金山のそれと少しかぶりました。
そんな青函トンネルに、来春に北海道新幹線が開通します。
戦後間もない時代の立てられた構想が、時を経て現代に役立つ訳ですから、
人間の考えることはスゴい。
青函トンネル記念館、やっぱり来てよかった。
もう北上はできません。
大間のフェリー乗り場へ向かうため海岸線を沿って一旦南下。
今まで散々苦しめられてきた逆風も、追い風と変わり一気に青森市まで来れました。
久々に都会に来たなー。
明日は青森市内を堪能します!
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
閲覧ありがとうございました!