【40日目】つがる市(青森)→外ヶ浜町(青森)
今日は津軽半島の先端「龍飛岬」まで。
いよいよ本州の端っこまで来ました。
全国の今の天候がどうかわかりませんが、青森はまだまだ寒いです。
もう使うことはないと思っていたんですが、かばんの奥にしまってあったダウンを引っ張りだしました。
寒空の中、龍飛岬めがけて出発。
今にも雨が降り出しそうな空。
この寒さで降らんといて頼むから!
しじみ漁で有名な十三湖を通り過ぎます。
半島に入るまでは平坦な道のり。
半島に差し掛かると、やはり徐々に傾斜がキツくなってきます。
一つ目の峠を越えて、キリのいい場所にあった道の駅で休憩。
道の駅のスタッフさんにここから龍飛岬までの道のりの様子を聞くと、
「自転車じゃ相当キツいよ〜。車でもキツいもん」
車でもキツいってなんですか。。。
ただ、このスタッフさんの例え、過言ではありませんでした。
小泊から龍飛岬までをつなぐ「竜泊ライン」がエグかった。
まず、入りから12%の傾斜。
12%はこの旅最高度の傾斜です。
ここまでの坂道だと、もう降りて押す方がしんどいので気合いでペダルを漕ぐしかない。
さっきまで寒さに震えていたのに、みるみる内に汗だく。
持っていた500mlの水3本もどんどん無くなっていきます。
ここまで登ってもまだまだ終わらない坂道。
高所のせいか、次第に霧がかかってきます。
前が見えない!汗が冷えてめちゃくちゃ寒い!
1時間近く登り続け、やっとの思いで頂上に。
展望台があったので達成感を味わおうと向かいましたが、
なんも見えへんやないか。
ここからはひたすら下りなんですが、
濃霧のせいで前方が見えないで恐る恐るの走行。
あんなにしんどい思いをして登った後の下り坂に、ここまで爽快感がないとは思いませんでした。
間違いなく今までで最も過酷な峠越え「竜泊ライン」でした。
寒さに凍えながら津軽半島の先端、龍飛岬に到着!
風が強すぎる!
この岬は一年中強風が吹きすさぶようです。
この石碑にある赤いボタンを押すと「津軽海峡冬景色」が大音量で流れます。
それを聴きながら眺める津軽海峡。
一瞬で演歌の世界感に浸れます。
ここから青函トンネルは繋がっているんですが、
自転車は通れないので、まだ少し先にあるフェリー乗り場まで行かないといけません。
北海道はひとまずおあずけです。
今日も一日おかげさまの気持ちを大切に。
明日も一日とにかく安全第一。
閲覧ありがとうございました!